運行開始 | 1983年3月24日 |
区間 | 大阪梅田〜福岡天神バスセンター |
通過高速道路 | 中国道・山陽道・九州道・福岡都市高速道 |
共同運行 | 西日本鉄道 |
運賃 | 梅田〜福岡 10000円 |
1983年に運行を開始した、日本初の本格的夜行高速バスです。2003年1月より、阪急観光バスでの運行となっています。
福岡行き | 22:00 | 22:09 | 22:20 | 22:30 | 22:49 | 22:55 | 23:00 | 23:09 | 5:55 | 6:15 | 6:19 | 6:35 | 7:30 | 7:40 |
大阪梅田 | 新大阪 | 千里ニュータウン | 千里中央 | 宝塚インター | 西宮名塩 | 西宮北インター | 淡河 | 高速門司港 | 小倉駅前 | 砂津 | 黒崎インター (引野口) |
博多駅 交通センター |
福岡天神 バスセンター |
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大阪行き | 6:50 | 6:44 | 6:34 | 6:24 | 6:06 | 6:00 | 5:55 | 5:46 | 23:00 | 22:40 | 22:36 | 22:15 | 21:20 | 21:05 |
1983年3月24日、西日本鉄道との共同運行でスタートしたムーンライト号。登場当初の停留所は、大阪梅田、千里ニュータウン、宝塚インター、西宮北インター、門司(桟橋通り){注 現在の高速門司港ではない}、小倉砂津、小倉駅、黒崎インター(引野口)、福岡天神バスセンター、博多駅交通センター、というものでした。お気づきかと思いますが、当時の終点は、福岡天神バスセンターではなく、博多駅交通センターでした。
非常に好評で、ピーク時には10台以上が連なって走ることも珍しくなかったんだとか。1990年からは特急系統、北九州系統(のちの筑豊系統)も新設され、3往復のムーンライトが連夜、大阪と福岡を行き来しました。
車両は、3代目車両までが、現在の阪急バスカラーとは異なる「ムーンライトカラー」と呼ばれる独自のものをまとっていました。この塗装パターンは、阪急バス(阪急観光バス)では消滅していますが、現在も西日本鉄道の車両で見ることができます。ちなみに初代車両は座席こそ4列タイプのものでしたが、車内設備などは現在の車両と比べても遜色のないものだったそうです。
長らく阪急バスと西日本鉄道で運行されてきましたが、2003年1月31日発の便からは阪急観光バスでの運行となりました。
社番 | 形式 | 所属 | ナンバー | ボディ | 備考 | |
初代 | 83−1853 | K−MS615S | 豊中 | 大阪22あ4603 | 西工C−I | 4列シート車 |
83−1854 | K−MS615S | 豊中 | 大阪22あ4604 | 西工C−I | 4列シート車 | |
2代目 | 86−2023 | P−MS725S | 豊中 | 大阪22あ5852 | 西工SD−I | 3列シート車 大阪(なにわ22あ・635)→豊中 1989年に標準塗装化 |
86−2029 | P−MS725S | 豊中 | 大阪22あ5853 | 西工SD−I | 3列シート車 大阪(なにわ22あ・670)→豊中 1989年に標準塗装化 |
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3代目 | 89−2245 | P−MS729S | 豊中 | 大阪22あ6093 | 西工SD−U | 3列シート車 63MC |
89−2246 | P−MS729S | 豊中 | 大阪22あ6097 | 西工SD−U | 3列シート車 63MC | |
4代目 | 96−2627 | KC−MS822P | 豊中 | 大阪22あ7630 | 西工SD−U | 3列シート車 92MC(高速標準色) 現 阪急観光K96−841 |
96−2628 | KC−MS822P | 豊中 | 大阪22あ7631 | 西工SD−U | 3列シート車 92MC(高速標準色) 現 阪急観光K96−842 |
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K96−841 | KC−MS822P | 観光 | なにわ200か・385 | 西工SD−U | 3列シート車 92MC 阪急バスからの移籍車 |
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K96−842 | KC−MS822P | 観光 | なにわ200か・382 | 西工SD−U | 3列シート車 92MC 阪急バスからの移籍車 |
3号車として降車場で改札中の86−2023(標準塗装化後)
豊中営業所で、よさこい号の90−2321と並んで停車する86−2023。SD−Iの2023とSD−Uの2321の微妙な高さの違いがお判りいただけるでしょうか?
2代目ムーンライトの86−2029(左)と、3代目89−2245。この日の2029は北九州系統での運用だったようです。
89−2245のリア。塗装だけでなく、「MOON LIGHT」と書かれた文字からも、専用車であることが伺えます。
豊中営業所で待機中の3台の西鉄車両。ほぼ同等の設備を持つ車両、ということで、一見、阪急車のようにも見えますね。
前面の判別点としては、デザインが違う幕でしょうか。ちなみに一番左の車両は「ちくご」用車両です。
ちょっと判りにくいですが、ロゴの入った中央の車両が本務車、右のロゴなし車両は汎用のクルマのようです。
3列シート化時のパンフレット
北九州系統新設時のパンフレット
3代目で使われていた幕(前幕)
4代目(現行)の幕(前幕)