ふそう 西工ボディ 旧SD

2288(豊中) P−MS729S

1989年と1990年に、20台が登場した西工SDです。1989年に12台(2204、2205、2245、2246、2248〜2251、2267〜2270)が、1990年には8台(2271〜2273、2288、2289、2320〜2322)が導入され、夜行路線を中心に「高速バスブーム」を駆け抜けました。当時の車内居住性の良さという点ではバスの中でトップクラスを誇っていました。
3代目ムーンライト号となった、2245、2246は、初代から続くムーンライトカラーをまとい、活躍しました。このカラーは4代目では標準カラーが採用されたため阪急車で見ることはできませんが、西鉄車は現在もこの塗装をまとっており、大阪でも見ることは可能です。
この車両群は夜行のほとんどの路線(新潟線はスーパーエアロU)で運行されていましたが、90年代後半から代替が進み(特に97〜99年頃)、私が高速バスに物心ついた頃にはすでに長野線、高知線、愛媛線で活躍するのみとなっていました。この3路線も2001年秋までに新型車に代替され、全車引退となりました。

なお、すでに実車を見ることはできませんが、梅田三番街の電光看板には未だに2204が描かれたものが使用されています。ナンバーまでしっかり描かれたかなり本格的な絵ですが、幕が「高速 阪急バス」になってまして・・・こんな幕ってないですよねぇ・・・。↓
今に生きるSD・・・2002年10月末撮影。

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