ふそう中型 1994〜

2754(豊中) KK−MK23HJ

ふそうの中型車両は1989年までの車両と、1994年以降に導入された車両に二分されます。ここでは、くまねこはうすで掲載している1994年製以降を扱います。阪急田園バスの車両に関しては別項を参照にしてください。
全車、「エアロミディ」ボディーで、シャーシは、
U−MK217F
U−MK218F、U−MK218J
KC−MK219F、KC−MK219J
KK−MK23HF、KK−MK23HJ
の7種類です。従来通り、F(短尺)とJ(長尺)での大きな違いはFが前中扉、Jが前後扉となっており、見分けるのは容易です。217、218、219の違いはエンジン形式(出力)の違いです。

U−、KC−、KK−のそれぞれの排ガス規制に対応した車両が1994年から2000年まで、毎年数台ずつ導入されています。
最初に登場したのがU−MK217F。2493で猪名川に配置されました。この形式はこの1台のみでしたが、後に田園バスに移籍、94−023として活躍しています。こういった経緯で、現在、阪急バスにおいて、この形式は存在しません。

続いて1995年、U−MK218Fが清和台(2549)、宝塚(2550、2564)に配置されました。2550はその後、猪名川に転属し、大和団地線、猪名川町ふれあいバスの予備車として活躍しています。
さらに同じ1995年、長尺車のU−MK218Jも登場。こちらは伊丹に4台(2574〜2577)が登場しました。

翌1996年、排ガス規制記号がKC−となった車両が登場。まず、長尺車KC−MK219Jが3台(2609、2610、2618)、伊丹に配置されました。2年後の1998年、3台が増備され、西宮に配置(2669〜2671)。このうち2台、2669と2670な2002年に向日に転属しました。続く1999年にも西宮に3台が配置(2712、2717、2718)されましたが、こちらも2台(2712、2717)が豊中に転属。今にいたっています。
1997年にはKC−車の短尺車、KC−MK219Fも登場。宝塚に1台(2641)が配置されました。短尺車は1998、1999年にも登場し、宝塚に配置(2678、2691、2692)されました。
なお、宝塚に配置された98−2678からは、バンパー部分の塗り分けを大型車96MCにあわせて、従来の青と黒のツートンから、青一色になりました。

2000年、長期規制対応のKK−車が登場。ここからは記号のつけ方が変更され、KK−MK23HF、KK−MK23HJとなりました。
まず長尺車が登場し、豊中に7台(2753、2754、2760〜2763、2785)、芦屋浜に3台(2764〜2766)が配置され、86〜87年製のMKを置き換えました。
続いて短尺車KK−MK23HFも登場。こちらは清和台に2台(2783、2784)配置され、今にいたっています。
また、2000年製車両からの変更点として、外側の降車ドア上部に蛍光灯が設置されました。
豊中の00−2785は、2001年秋に大型の99−2741とともに、LED先行取り付け車両となり、現在このスタイルで唯一のLED行先表示機搭載車として異彩を放っています。
芦屋浜の2764は2003年秋に大山崎に転属、京都地区でも青色バンパー車の姿を見ることができるようになりました。

2610(伊丹) KC−MK219J

2678(宝塚) KC−MK219F

ふそう中型1へ
ふそう中型3へ

もどる

inserted by FC2 system