ふそう 純正ボディ スーパーハイデッカー(エアロクイーンM)

2265(豊中) P−MS729S

ふそうのMS7シリーズの完成形、と称されるエアロクイーンM。「パンダエアロ」の名で親しまれました。1989年に一挙に15台が導入され、前年に登場したエアロクイーンWなどとともに、昼行のほとんどの路線で活躍を始めました。車内は3列シート(一部4列)で、階下にトイレ設備などを搭載。夜行高速車両とほぼ同等とも言えるハイレベルの車両となりました。それ故、繁忙期になると、夜行高速の続行用として活躍することも多々あったようです。
96年頃から、代替用の西工ボディが登場し出すと、徐々に活躍の場を狭め、2000年の時点で、高松線と出雲線で活躍するのみとなりました。そして2001年3月、高松線の運行経路変更&ダイヤ改正時に運行車両が4列シート車に変更され、高松線から撤退。この時2207が引退し、2265、2266の2台が松江線で活躍することになりました。この春には、出雲線部分のみ、新型車両と同じもの(紺地・白文字)が追加され、上の写真のように、新幕でのQMが実現しました。しかし、この姿での活躍もそう長いものではなく、秋には出雲線からも撤退。一世を風靡したエアロクイーンMも阪急バスから姿を消しました。ほぼ時を同じくして、同じシャーシの西工ボディ車も引退しました。

白地幕(旧幕)時代の2266

ふそう 1へ
ふそう 3へ
もどる

inserted by FC2 system