ふそう 純正ボディ ハイデッカー(MS8シリーズ)

2264(豊中) KC−MS829P

1992年にフルモデルチェンジしたふそうエアロバスのMS8シリーズ。阪急バスではフルモデルチェンジ直前に有馬急行線用にエアロバス(MS7シリーズ)を導入しましたが、MS8シリーズの登場は1998年まで待たねばなりませんでした。
1998年の明石海峡大橋開通に伴う徳島線、洲本線の運行開始で導入されたのが、このエアロバスです。もちろん、1995年にマイナーチェンジした後のスタイルでの登場です。徳島線に2台(2665、2666)、洲本線に3台(2662、2663、2664)が配備されました。
この車両が登場した当時、現在昼行高速の主力となっている西工C−Iは、まだ有馬急行線用の日産ディーゼル車2台しかない状態で、ふそう製のC−Iは存在しませんでした。
すでに、スーパーハイデッカー車では西工SDが登場していましたが、ハイデッカー車での西工車は、先述の2台のみで、従来の「昼行高速は純正、夜行高速は西工」というスタイルを継承した、と考えるとこの車種での登場は納得できます。
ただし、現時点でこのエアロバスボディで登場したのはこの時の5台のみで、翌1999年以降に登場したハイデッカー車はすべて西工C−Iボディで導入されています。それ故、現在となっては「違う顔」ということで、目立った存在となっています。
高速バスとして、日本で初めてDPFを装着した車両、ということでも知られています。

ふそう 3へ
ふそう 5へ
もどる

inserted by FC2 system